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2023年4月「補聴相談のひろば」診療スケジュール

2023年4月3日 月曜日

当会附属診療所「補聴相談のひろば(耳鼻咽喉科)」の2023年4月の診療スケジュールです。
当診療所は予約制です。

※4月17日(月)1日休診に変更になりました

また、ボランティア活動で急遽休診になることがあるため、必ず電話等にて予約をお願いします。

【 診察スケジュール(2023.4) 】

※コロナ感染拡大防止のため、必ずマスク着用で来院ください。
※検温で37.5度以上あるまたは、熱はなくても風邪症状がある場合は、診察をお断りさせていただきます。
※付き添いのかたは病院外でお待ちいただくようご協力お願いいたします。
※当診療所はコロナの診察は行っておりません。

初診の場合、さまざまな検査を行うため約2時間前後かかります。
以下をご持参ください。

・健康保険証
・お薬手帳
・血液検査のデータ結果(お持ちであれば)
・補聴器(お持ちであれば)
・身体障がい者手帳(お持ちであれば)


附属診療所「補聴相談のひろば」休診について

2022年7月29日 金曜日

諸事情により下記期間休診となります。ご了承のほどお願い申し上げます。

また、休診前後は込み合う可能性があるため、必ず電話にて予約をお願いいたします。
※予約外だと診察できません。

・7月29日(金)~8月2日(火)
・8月5日(金)
・8月10日(水)~15日(月)


10/5(金)補聴相談のひろば(耳鼻咽喉科)休診のお知らせ

2018年10月4日 木曜日

10月5日(金)附属診療所「補聴相談のひろば(耳鼻咽喉科)」の1日診療を予定していましたが、
台風25号席接近のため、安全を考慮いたしました結果、
1日休診とさせて頂きます。なにとぞご了承ください。


【論壇】聴覚障害による身体障害者の認定と支給補聴器の更新について

2017年11月29日 水曜日

 
 聴えのレベル、また言葉の理解度が、国の定めた基準以上に悪くなると、「聴覚障害による身体障害者」に認定され、五年毎に補聴器を支給してもらえる。

 この認定申請診断書を作成する際に、再認定の時期を記載するようになっており、五年後の補聴器支給更新を目途に記載している。

 この五年後の補聴器更新は、補聴器の耐用年限と云うより、聴覚の悪化を前提に決められていると思われるが、先般那覇市在住の「聴覚障害による身体障害者」に、“五年後”の再認定の時期を過ぎても、補聴器更新の手続きがなされていないとの通知を那覇市役所から受けた由、このような催促の通知を見たのは初めてだったので、身体障害者の福祉が後退しつつあるように感じられる昨今、非常にすばらしいことと感心させられている。

 聴覚障害による身体障害者の認定は、両耳の聴力がそれぞれ七十㏈(デシベル)以上で六級、八十㏈以上で四級、九十㏈以上で三級、百㏈以上で二級、また言葉の理解度(語音明瞭度(日本では五十音を使用して行う)が両耳共に五十%以下で四級に認定される。他に身体障害がある場合には、それぞれの等級の指数を合算して、等級を決定し、これが高度の時には障害年金が支給されることもある。

 高齢者難聴は一般に年齢進行と共に悪化して行く、しかし、近年、高齢者難聴の大部分は、耳の血管の動脈硬化と判明、従って「食事のコントロール」と「運動励行」により、難聴が進行しなくなっている。私共の診療所では、六ヶ月毎に聴覚分析を行い、これにより具体的な指導を行っているので、この約十年、八~九割の患者さんの難聴悪化は防止されている。私共が六ヶ月毎の聴覚チェックを行っているのは、補聴行政が最も進でいるドイツを参考にしている。ドイツでは一年に一度の補聴器のチェックが法律になっている。これを私共の近年の知見からみると、ドイツ人の食生活はカロリーの高いものを多く摂取しているため動脈硬化が進行、難聴も進行すると思われる。一度駄目になった聴覚細胞は回復しないので、私共の所では音の歪みなどを半年毎にチェック、厳重注意、指導して聴覚を悪化させないようにしている。
 
 まず難聴にならないように(動脈硬化予防にて「百歳越しても補聴器不要」は可)、なった時は適切な分析検査を受け、適切な対応にて、寝たきり、認知症などにならず、人間として充実した人生を生き抜いてほしい。

特定非営利活動(NPO)法人沖縄県難聴福祉を考える会
附属診療所「補聴相談のひろば」
相談医・野田 寛(琉球大学名誉教授)


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